はじめに―

“映画祭”といえばまずカンヌ、ベルリン、ヴェネチアの三大映画祭はじめ海外の映画祭が頭に浮かぶかもしれません。しかし、この日本でも全国で年間通じ様々な個性あふれる映画祭が開催されており、これまで様々なドラマが生まれていることをご存知でしょうか。

例えばジェームズ・キャメロン監督の大ヒット作『タイタニック』のワールドプレミアが催されたのは東京国際映画祭。後にアカデミー賞を総なめし、世界的大ヒットを記録した大作の躍進は東京での公式上映から始まったと言っても過言ではありません。また、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭に招かれたクエンティン・タランティーノ監督は、そのアットホームな雰囲気に感動し、後に『キル・ビル』で栗山千明演じる殺し屋を“ゴーゴー夕張”と命名したという逸話も残っています。

映画祭には、海外からゲストを招いて華やかに催されるセレモニー的なものだけでなく、コンペティションなどを通じて、映画界の明日を担う新しい才能が集うという一面もあります。現在、日本映画界を牽引している園子温、矢口史靖、熊切和嘉、石井裕也といった監督たちは皆、日本最大の自主映画祭である“ぴあフィルムフェスティバル”をきっかけにして、その後の映画人生を開花させていきました。

また、映画好きな一般の人々が手弁当で集い、監督や俳優をゲストに招いて作品を語り合う、各地域に根差した独自の企画特集なども映画祭の魅力です。過去には例えば、九州の温泉街・湯布院映画祭でトークイベントに出演した豊川悦司が、来場者のお悩みに答えるという微笑ましい風景が見られました。普段見られないスターの光景を発見できるのも、映画祭ならではの魅力といえるでしょう。

実はそうした全国各地で開催されている国内の映画祭の総数は年間のべ100を超えます。日映シネマガでは、そんな国内映画祭情報をまとめた「国内映画祭リスト」を随時更新!

さらに、映画祭常連の方から映画祭に足を運んだことのないビギナーの方まで、映画ファン誰しもが楽しめる映画祭コンテンツが続々登場予定! ぜひご期待ください!